2024年1月1日 協会内イベント2024年  新年のご挨拶


あけましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

2022年以降、暗号資産は「冬の時代」と言われ、web3業界にとって厳しい状況が続きました。そのような環境下でも、web3の未来を信じて着々と事業に取り組む事業者の姿が印象に残りました。スタートアップをはじめ、これまで日本経済を牽引してきた大企業もブロックチェーンを活用した事業に本格的に参入するようになってきています。昨年の後半にかけて一気に雪解けが進み業界を取り巻く雰囲気も明るくなってまいりました。

こうした中、JBAでは業界の最新動向などを提供する定例会や、事業者間で交流することができるイベントの開催に加え、7月には暗号資産に関する税制改正要望を取りまとめ、その実現に奮闘しました。そのかいもあり、要望していた「第三者発行による暗号資産を保有する法人への期末含み益課税の撤廃」において、12月の自由民主党の税制改正大綱に盛り込まれた後、正式に閣議決定されることとなり、着々とweb3推進のための環境整備を進めることができました。

本年はこれまでの活動に加え、新設した会計分科会の活動による会計面での課題解決や、個人の暗号資産取引における申告分離課税・繰り越し控除の導入等の実現を目指して、より一層尽力してまいります。web3が新たな産業として日本経済に根付き、日本が世界でトップランナーとなるよう取り組みを推進してまいります。

皆様にとって、良い一年になりますことを祈念しております。

 

一般社団法人日本ブロックチェーン協会
代表理事 加納裕三

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