あけまして、おめでとうございます。謹んで新春のお喜びを申し上げます。
昨年は新型コロナウィルスの影響により、JBAの活動にも大きな変化を迫られる一年となりました。
JBAでは、このような状況の中でも迅速に変化に対応し、会員企業の皆様に有益な情報発信を行うことができたと考えています。月2 回の定例勉強会や各種イベントをオンライン配信にいち早く切替えたことで、活動を滞らせることなく会員企業の皆様やブロックチェーン関連ビジネスに興味を持つ方々へ情報をお届けすることができました。世の中の動きを敏感にキャッチし、CBDC(中央銀行デジタル通貨)分科会やDeFi勉強会をタイムリーに開催できたことも柔軟な運営を行うJBAらしい活動であったと思います。
8月には新たな取り組みとして、大学生を中心とする若者に向けた「Blockchain Bootcamp 2020 Summer」を開催し、将来のブロックチェーン業界を背負って立つ人材の排出を大きな目標とし、多くの事業アイデアが生まれ非常に盛り上がった2日間となりました。
また、10月には、平井卓也デジタル改革担当大臣を表敬訪問し、「ブロックチェーンを国家戦略に。」をスローガンに、デジタル庁においてブロックチェーンを重要検討事項の1つとしていただけるよう提言いたしました。具体的には、①ブロックチェーン特区、②CBDC試験導入、③行政システムのブロックチェーン化 を提言しています。
新型コロナウィルスの影響で方法や手段を変えつつではありますが、今年も皆様にとってJBAへの加盟が有意義なものになりますよう、そしてご満足いただけるよう活動して参ります。状況次第では、直接お会いできるイベントも開催したいと考えています。
また、「ブロックチェーンを国家戦略に。」をスローガンに、引き続きJBAとして、国への政策提言をしっかりと行って参ります。会員企業の皆様には要望事項の取りまとめなどご協力いただくこともあると思いますので引き続きご協力いただければ幸いです。
今年も皆様と一緒にブロックチェーン業界を盛り上げ、昨年以上に良い年にして行きたいと思っております。
皆様にとって、良い一年になりますことを祈念しております。
JBAを引き続きよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本ブロックチェーン協会
代表理事 加納裕三