2024年6月17日に開催された理事会におきまして、昨年度に引き続き代表理事を拝命しました。皆様にご挨拶させていただきます。
2014年に設立された一般社団法人 日本ブロックチェーン協会(以下JBA)は、本年9月に創立10周年という節目を迎えます。協会の活動にご尽力いただいている会員企業の皆様をはじめ、関係する全ての方々に、改めて御礼申し上げます。
昨年度は、JBAが提言し続けてきた「法人に対する暗号資産の期末時価評価課税の撤廃」という税制改正要望において、ついに成果を得ることができました。これは、業界にとって大きな前進であり、関係者の皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。
2月には「日本がもう一度世界に羽ばたく!」をテーマにJBA Meetupを開催し、200名を超えるご参加をいただきました。定例勉強会をオフラインで開催するなど、会員間の情報交換の場も積極的に提供してまいりました。
分科会活動では、新たに会計分科会を立ち上げ、サステナビリティ分科会では会員からの委員募集を開始しました。若手人材育成分科会ではこれまでweb3を体系的に学ぶ機会のなかった初心者向けに「web3シェア研修」を実施するなど、業界の発展に寄与できるよう活動してまいりました。
今年度は、業界が健全かつ持続的に発展できるよう、改めて業界全体の事業環境を見直すと共に、申告分離課税・損失の繰越控除の導入や暗号資産取引におけるレバレッジ倍率改定を重要テーマとして取り上げてまいります。
JBAは会員企業の皆様と共に、web3の社会実装による新たな価値創造と、持続的な発展を目指してまいります。引き続きのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本ブロックチェーン協会
代表理事 加納 裕三