2016年6月29日 NEWS代表理事再任を受けて加納裕三からのご挨拶

この度、 一般社団法人 日本ブロックチェーン協会の代表理事を拝命いたしました。ご挨拶を申し上げます。
近年、インターネットを中心とした技術革新は、世界中で人々の生活や経済活動に大きな影響を及ぼしています。また、ブロックチェーン技術をベースにした仮想通貨は、少額からの決済や国境を越えた低コストの送金を可能にし、世界中で新しいビジネスのチャンスを生み出しつつあります。さらに、ブロックチェーンを応用することで、速く効率的に取引を記録するシステムを生み出し、人々がより便利に使えるビジネスの仕組みを作ろうとする試みも、世界中で急速に進展しております。日本において、このような動きを推進する活動に取り組みたいとの思いから、仮想通貨及びブロックチェーンの関連企業が集まり、2014年に発足した一般社団法人 日本価値記録事業者協会(JADA)を改組する形で、2016年4月に一般社団法人 日本ブロックチェーン協会が誕生しました。
JADAとして2014年から活動に取り組む中で、仮想通貨に関する課題も企業や業界団体による自主的な規制の取り組みから、利用者保護のための法規制の整備へと推移して参りました。そして先月、念願の仮想通貨法が成立しました。今後は特に規制の詳細、消費税問題や会計基準策定について関係各所の協力を得ながら取り組んでいく所存です。また、ブロックチェーンの領域においても、普及を促進するための課題の整理と解決策の検討、産業振興の政策提言、国際的な団体との連携へと、協会としてより幅広い活動が求められるようになりつつあります。
私も代表理事にご任命頂くのは3期目となりますが、今期のJBAの活動にはビットコイン、ブロックチェーンの普及、体制整備という大きな使命があり、これまで以上の大きな責任を感じています。
当協会では今後も引き続き、仮想通貨が国内において普及するための健全な環境作りに取り組んで参ります。また、日本から仮想通貨とブロックチェーンの領域で世界をリードする動きが生まれるように、積極的に取り組んで参る所存です。
仮想通貨とブロックチェーンの発展のため、今後とも皆様のご支援ご協力を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 日本ブロックチェーン協会 代表理事
加納 裕三

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