2019年6月28日 NEWS新代表理事就任を受けて加納裕三からのご挨拶

この度、JBA(一般社団法人日本ブロックチェーン協会)の代表理事を拝命いたしました加納です。ご挨拶を申し上げます。

 

まずは昨年6月の理事会以降、この1年間JBAの活動を支えて下さった株式会社TRUSTDOCK 取締役CTOの肥後さんに感謝の意を表します。また、新たに理事として株式会社LayerX 代表取締役CEOの福島さんが参加くださったことは、我々の活動を更に強化し、ブロックチェーンに関する国内外への情報発信力を高めるためにも大変心強く、有難く存じます。

 

さて、JBAは前身のJADA(一般社団法人日本価値記録事業者協会)を含め、早いもので活動5年目を迎えました。この5年間の仮想通貨・ブロックチェーン業界の発展は著しく、「仮想通貨・ブロックチェーン」という言葉も、今では多くの方に認知されるまでになりました。一方、仮想通貨は投機目的が中心となっており、社会の利便性を高めるまでには至っていません。同様に、ブロックチェーンの社会へのシステム実装は一部始まっているものの、「Whyブロックチェーン」の壁を乗り越えるのはこれからです。業界団体であるJBAには、これらの壁を打ち破る役割が期待されています。

 

私は、2019年を「ブロックチェーン元年」にしたいと思っています。ブロックチェーンがエコシステムとして社会に実装され始め、その意義や可能性が多くの方に認知され始めるように全力で取り組みます。私自身もブロックチェーン事業の成長をさらに加速することを目的として「株式会社bitFlyer Blockchain」を設立しました。ブロックチェーンの社会実装の実例を自分自身が作ってまいります。ブロックチェーンは「産業構造を再定義する可能性」を秘めており、世界中の人々の生活を変えうるものです。私は、ブロックチェーンが提供するサービスにより、複雑なものが簡単になり、世界中の人々が笑顔になる、そんな未来を目指します。

 

そのためにも、JBA会員の皆さんと共に一致団結し、標準化やあるべき業界の姿を追求し、ブロックチェーンの聖地である日本から、世界中を盛り上げてまいりたく存じます。今後、グローバルなイベント等での情報発信の機会を増やし、JBA代表理事として、世界の第一人者達に、日本の業界が健全に発展している様子を伝えてまいります。

 

「ブロックチェーン元年」をスローガンに業界の健全な発展のため、今後とも会員の皆様のご支援ご協力を賜りたく、何卒よろしくお願いいたします。ともに頑張りましょう。

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