あけましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

新型コロナウイルス感染症まん延以降、人々の暮らしや働き方は未だ大きな影響受ける一方で、昨年の暗号資産・ブロックチェーン業界は、DeFiに始まり、NFTの社会浸透が一気に加速し、機関投資家やグローバルな著名企業の参入、エルサルバドルではビットコインが法定通貨になるなど、一年を通して様々なニュースが飛び交う飛躍の1年となりました。

こうした中、我々JBAは、業界の最新動向や有益な情報を皆さまへ提供するために、隔週開催の定例会や、旬なテーマを一気通貫で複数回に分けて学ぶ勉強会の積極的な開催に加え、次世代のブロックチェーン業界を担う人材育成プログラム「Blockchain Bootcamp 2021」を開催しました。さらには、一般社団法人 ブロックチェーンコンテンツ協会（BCA）のJBA合流を筆頭に、ブロックチェーンに関連する他協会・団体との連携も、例年以上に取り組んでまいりました。

昨年6月には、JBAがかねてから「ブロックチェーンを国家戦略に。」をスローガンに、国への政策提言をおこなってきた成果が実を結び、閣議決定された成長戦略実行計画の中にブロックチェーンに関する内容が盛り込まれました。これにより「ブロックチェーンが国家戦略に！」明確に位置付けられることとなりました。

2022年も新型コロナウイルスの影響が予断を許さない中で、NFTがキラーコンテンツとしてユーザー層がこれから急拡大するであろうメタバースをはじめ、デジタルな世界がより人々の生活に身近なものになるだろうと思います。また、地球全体で実現を目指す必要があるカーボンニュートラルに向けた社会課題の解決や、SDGsの達成がより一層求められますので、JBAとしても国家戦略になったブロックチェーンをより一層活用して新たなユースケースを会員企業の皆さまと共に作ってまいりたく存じます。

JBAは、ブロックチェーンの活用をとおして、世の中が便利になり、新たな価値が創造されるよう、引き続き「ブロックチェーン技術の普及拡大や社会実装」に向けた取組みを推進してまいります。JBAを引き続きよろしくお願い申し上げます。

皆さまにとって、良い一年になりますことを祈念しております。

一般社団法人日本ブロックチェーン協会
代表理事　加納裕三