米国大統領選挙で予測市場が注目を集めています。代表的なサービスであるPolymarketでは、9月の月間取引額は約5億ドル(約760億円)に達しました。ウォール・ストリート・ジャーナルやニューヨーク・タイムズといった主要メディアが、従来の世論調査と並べてPolymarketのオッズを報道するなど、その影響力はますます高まっています。
しかし、金銭的インセンティブを伴う仕組みから、賭博に該当するのではないかという法的な議論がされており、予測市場のサービス提供事業者は米商品先物取引委員会(CFTC)との裁判や、オフショアからのサービス提供など規制への対応を進めています。
一方で、予測市場は、政治や経済だけでなく、天候や消費者行動など、様々な分野での意思決定を支援するツールとして期待されています。特に、スマートコントラクトとの親和性から、ブロックチェーン技術の活用が注目されており、新たなビジネスモデルの創出につながることが期待されています。
今回の講演会では、米国大統領選挙をケーススタディとして、予測市場の現状と課題、そして日本におけるサービス実現の可能性について、具体的な事例を交えてご紹介します。特に、非金銭的なインセンティブ設計など、より持続可能で健全な予測市場のあり方についてお話しいただきます。
◆日時
2024年 11月14日(木)19:00-20:00
◆テーマ
Polymarketの概要 ブロックチェーン予測市場の可能性と課題
◆講師
株式会社HashHub / リサーチャー ローレンス 氏
官公庁勤務後、暗号資産・ブロックチェーンメディア立ち上げ経験を経て、2022年より株式会社HashHubでリサーチャーに従事。プロックチェーンのプロトコルリサーチを主な領域として活動。
◆参加費
無料
◆形式
オンライン 一般公開