JBA Blockchain Hackathon 2023 Summer
開催報告
web3エンジニアの不足は個別の企業に留まらず、ブロックチェーン業界全体として向き合っていく課題です。JBAは、この課題解決のため、株式会社ガイアックスとの共催で、次世代のweb3業界を担う人材を発掘する、2週間のハッカソン「JBA Blockchain Hackathon 2023 Summer」を開催しました。
今回のHackathonには、学生・若手社会人を中心に11名・4チームの計15組が参加し、2週間の開発に挑みました。ハッカソン初日には、Polygon・Asatarの両プロジェクトから講師をお招きしハンズオンによる研修を行い、開発期間中もDiscordにて常に技術上・事業上の疑問について相談できる体制を整えました。
改めてルール説明。会場の雰囲気はいよいよ始まるというドキドキ感で満ち溢れていました。
~ルール~
1.Polygon / Astar を使って開発をしてください
2.必ず、デモを行えるようにしてください
3.デモが触れるよう、デプロイしてください
4.ソースコードを審査員に公開してください
5.審査員が評価できるようにお願いします
普段なかなか会うことができない、有名プロジェクトを牽引するメンターの方々から直接メンタリングが受けられるというのはJBAハッカソンの特徴の1つです。
予選の発表が始まり、開発した成果を発表いただきました。審査員だけでなく、他の参加者からも質問やコメントが出て発表者にとって新たな気づきとなっているようでした。
今回の参加者は皆レベルが高く、審査員の方も驚くようなレベルのサービスが多く出そろいました。最終的には、予選を勝ち抜いた5チーム(7名)が決勝に進み、ピッチの結果、各賞を受賞しました。
Polygon賞
DID/VCを利用した地域トークンの発行
TeamACombinato(amanec、amako)
Polygon ID及びERC3525を活用した地域クーポンの発行基盤
講評:まだユースケースの少ない新しい技術の利点を活かし、実用的なユースケースの案を提示している。
Astar賞
Crypto Report
篠崎穣
ホワイトハッカーがプロダクトにバグがないかを監視する分散型auditサービス
講評:実際のプロダクトとしてローンチし、動いていく未来が見えた。
CryptoGames賞
BlockMonster
0xpokotaro
ERC721AとERC6551を使ったフルオンチェーンのダイナミックNFT
講評:ゲームなどのエンターテイメント領域で様々な応用の可能性を感じさせてくれた。
Ginco賞
プロンプト・ハウス
Crazy Python Lovers (森本真伍、米田武士)
MidjourneyやStable DiffusionなどのAIプロンプトを売買できるマーケットプレイス
講評:フロントエンド・コントラクトも含め学生とは思えないコードの完成度だった。
受賞者の皆さん、おめでとうございます!!
参加者の皆様、2週間の開発お疲れ様でした!
また、すばらしい成果のご発表ありがとうございました!
最後はJBA理事の峯荒夢より乾杯の挨拶!
参加者同士での情報交換の場として懇親会を開催し、大いに盛り上がりました。
最後に、参加者の皆様を始め、JBA Blockchain Hackathonの開催にお力添えをいただきました、スポンサーの皆様、メンター・審査員の皆様、リーガルアドバイザーの皆様、会場・配信の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
JBAでは今後も若手人材育成に力を入れて活動を展開して参ります。
イベント開催概要
7/28(金)Blockchain Bootup Day(ハッカソンプレイベント)
8/18(金)JBA Blockchain Hackathon 2023 Summer 初日
8/18(金) – 9/1(金) 開発期間
9/2(土)JBA Blockchain Hackathon 2023 Summer 最終発表・交流会