決済の未来と中央銀行デジタル通貨
:日本銀行の取り組み
2023年2月17日、日本銀行は2023年4月から民間銀行などと協力してCBDC(中央銀行デジタル通貨)のパイロット実験を実施すると発表しました。これは、2021年4月から開始されている概念実証の結果などを踏まえた、次なるステップとして位置づけられています。
CBDCは国際的には中国のデジタル人民元が店舗や消費者の実取引を伴う実験を進めているほか、米国やユーロ圏においても実証実験を含む技術面の検討や、制度設計面の検討が行われており、日本銀行においても(現時点では発行の計画はないものの)CBDCを導入するかについての国民的な議論に資するよう、また今後の様々な環境変化に的確に対応できるよう準備が進められています。
今回は、日本銀行 決済機構局 FinTechセンター長の別所昌樹 氏を講師にお迎えし、日本銀行におけるCBDCの取り組みについて詳しく解説いただきました。
なお、今回はYouTubeでのアーカイブ等はありません。ご了承ください。
参考(日本銀行 中央銀行デジタル通貨)
https://www.boj.or.jp/paym/digital/index.htm
【講演概要】
■日時
2023年3月22日(水)19:00-20:00
■テーマ
決済の未来と中央銀行デジタル通貨:日本銀行の取り組み
■講師
別所昌樹 氏
日本銀行 決済機構局 FinTechセンター長
1994年日本銀行入行。金融機構局、国際局、政策委員会室、金融研究所制度基盤研究課長、ロンドン事務所などを経て、2021年9月から決済機構局FinTechセンター長。「主要中央銀行による中央銀行デジタル通貨の活用可能性を評価するためのグループ」をはじめとするデジタル通貨、FinTech関係のフォーラムに多数参加。京都大学法学部卒、米国ヴァージニア大学法科大学院修了。米国ニューヨーク州弁護士。
趣味は愛犬(「なぎさ」、5歳雌)の散歩と、両大戦間期の外国宛郵便史料の収集・研究。
■内容
日本銀行におけるCBDCの取り組み
以上